歴伝奉行

2018.3.24

香川県東部でサトウキビが育つ理由とは!?

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写真:(C)さぬき市再発見ラジオあそびの達人

歴伝奉行です。コンニチハ。

ツアー「〜なぜ、東讃で高級国産砂糖がつくられた?〜 深く知りたい、和三盆の世界」では、なぜ、東讃で高級国産砂糖がつくられたのか?という謎を解きながら、東讃地域に残る和三盆にまつわる物語を訪ねます。

謎解きの1つとして「源内先生をはじめ、讃岐の人々が国産の砂糖づくりに心血を注いだから」を前回ご紹介しました。

今回は、サトウキビに目を向けてみましょう。サトウキビって、南国のイメージがありますよね?どうして四国や東讃地域で育つのでしょうか?

1つは、品種によります。和三盆の原料となるサトウキビは、在来品種「竹糖(ちくとう)」という品種で、熱帯地方で栽培されているサトウキビとは全く異なります。沖縄のサトウキビと違い、生育は遅く手間がかかります。沖縄のサトウキビで和三盆の製法通りつくっても、あの味わいは出ないそうです。

そしてもう1つ、東讃ならではの特徴として、地理的条件があるのです。

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あまり見慣れない地図ですが、これは香川県を地質で色分けした地図です。赤、ピンク色が花こう岩でできた地質、無地が堆積物でできた地質を示しています。

ここで、香川県東部地域を見てみましょう。堆積物・砂地(無地)と堅い花こう岩(赤)が入り組んでいます。砂地は本来乾燥して作物が育ちにくいですが、花こう岩のおかげで水が集まりやすくなっています。しかも、水が溜まるのではなく、海側の砂地にはけていくので、作物が育ちやすい環境になっているのです。

〜なぜ、東讃で高級国産砂糖がつくられた?〜

謎解きの2つ目「花崗岩に囲まれて豊富な水があり、水はけの良い海岸際の砂地が、サトウキビ栽培に適していたから」です。

つづく

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